うれしさと悲しさと [活動報告]

今回の里帰りで、福島にそのまま帰ることができたのは1頭、テツ(♀)だけです。

テツのことを「以前、飼っていたワンちゃんにそっくり」と言って、
特にかわいがってくれていたボランティアさんが里帰りに同行しました。
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飼い主さんと、テツのことを話すボランティアさん。
テツにとってはふるさとに帰れることは何よりうれしいことなのですが、
これまでかわいがってきて、すっかり愛着がわいてしまったボランティアさんにとっては、
今回の別れは とてもつらっかったようです。

でも、久しぶりに飼い主さんと歩くテツの顔
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とてもおだやかで、幸せそうでした。
これから テツにとって、幸せな日々が続きますように。。。

そして、今回、私たちにとってもっとも辛かったこと・・・

それは、
前回の里帰りの際、飼い犬の一歩との再会を誰より喜んでくれていたおばあちゃんに、
一歩を再び会わせてあげられなかったこと。
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今回の福島行きの直前に、一歩は病に倒れてしまいました。

小さくなった一歩を、ご家族のみなさんに引き渡しました。
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お預かりした当初から高齢な犬が多くいたため、
一歩の他にも、これまでに、福島に帰ることなく死んでしまったワンちゃんたちがいます。

人間よりも寿命の短いワンちゃんたちのことを考えると、
国や東電の対応の遅さ、いい加減さに苛立ちを覚えます。



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